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【メンバー紹介】趣味で作ったAI×医用画像のスライドが累計2万View。AIエンジニアから見たアイリス

轟 佳大(とどろき よしひろ) / アイリス株式会社 AIエンジニア

2019年立命館大学大学院 情報理工学研究科修了。大学・大学院を通して医療AIの研究を行い、大学院在学中にはシンガポール国立情報研究所にて医療AIの研究に従事。研究や仕事の傍ら、医学生や医師、社会人向けに医療AIの講演などを行う。2019年4月入社。 医療と最新テクノロジーとアイスが好き。

キッカケはたった4日のインターン

アイリスは2018年4月にインターンとしてジョインしました。といっても最初のインターンは4日間程度。初期の初期のデバイスづくりに少しだけ携わりました。大学が京都なので就職活動中の拠点が東京に欲しくて、「(アイリスのオフィスがある)有楽町なら面接を受ける合間に拠点にできてありがたいな」くらいの軽い気持ちだったのが正直なところです(笑)。

当時のアイリスはシェアオフィス。人数はインターンを含めてたった6人。

もともと就活中は外資系の大手医療機器メーカーに行こうと思っていました。内々定をもらっていたものの、なかなか決めきれず・・・。インターンと就職活動を終えてまた京都に戻っていたのですが、進路を迷っているという相談を代表の沖山にしたら、なんと沖山と急遽京都で会えることになりました。

医療従事者と技術者が入り込み合うチーム

京都で沖山といろいろな話をしていくうちに、やりたいことや理想に一番近いのはアイリスかもしれないと思うようになりました。

医療機器を作るなら社内に医師をはじめとする医療従事者がいるべきだし、技術者も医療の現場に可能な限り入っていくべきだと思っています。医療従事者も技術者も「いる」チームならあると思いますが、アイリスのように医療従事者とエンジニアが「入り込み合う」チームで、技術的なところもディスカッションできる医療従事者がいるところはなかなかないと思います。技術者である自分と同じ考えをしている医師が、沖山でした。また、人数も少なく始まったばかりのスタートアップだからこそいろんな経験ができそうで、最終的には直感で大学院の卒業と同時に入社することを決めました。

濃すぎる1年が過ぎようとしている

アイリスと出会って2年弱、正式に入社してもう少しで丸1年。
1年の過ごし方の密度がとても濃く、もし大手に行っていたら経験できなかったかもしれないことや経験できるまでに数年かかっていたかもしれないことを、あっという間に経験しています。AIの開発実務だけでなく、実際に医療機関に行って現場の話を聞いたり、ハードウェア設計からソフトウェア設計・AI設計のすべての工程を学んだり、医療機器に関する薬事領域の動きを目の前で見て学んだりすることを通して、網羅的で貴重な機会をアイリスで得ています。

初期からいるので、プロダクトに対する想いも強いです。アイリスが取り組んでいる、喉の画像データを解析するという取り組みは、研究者ですら誰もやったことがないこと。それを研究に止まらず事業としてやるのは、チャレンジングなことの連続です。膨大な数の画像データを自社で収集するのも、ほかではやらないことだと思います。たくさんのトライアンドエラーを1日単位・もしくはもっと短いサイクルで方針を変えながらどんどんやっています。

答えのない問題と向き合う

インターンから新卒で入社する前後の時期にやったのが、AI開発に必要な画像の枚数を算出する、という仕事。この計算が狂うと、画像を収集するプロジェクトそのものや、機器を実装するハードウェアの開発計画、それからもちろんAI開発計画も、すべてが狂ってしまう・・・そんな大事なことを入社手前の自分が決めなければいけない。

大学の研究室の教授に聞いたりもしましたが、結局一番はこれだと思ったやり方は、医療AI関連の論文を100本以上読んでそれらをもとに規模感を導き出す方法。百数十本の論文を読み込み、一つひとつがどういう研究でどれくらいの規模だったのかをひたすらまとめ、近しい事例や関連分野などから推察して自分たちのプロダクト開発に必要な枚数を算出しました。

仕事をする上で、ある程度の確度と自信を持った上でとにかくやり抜くこと、そしてやり抜いた過程を記録に残すことを、特に意識しています。仕事で向き合うことはすべては答えがない問題。確からしさをつかめたら自信を持ってやり抜くしかないのだと、アイリスの中でもよく話していますね。記録を残すことは昔から研究ノートや趣味でもよくやっていたので、軽いアウトプットでも気軽に社内ドキュメントツールのesaに残すようにしています。

AI×医療で、一人でも多くの命を救うには

もともとは医師になりたいと思い、国立大の医学部を目指していました。しかし、浪人生時代、どうしたらより多くの人を救えるか考えた時に自分が医師になるというアプローチではなく医療機器を作るという方向性に惹かれるように。

医師にとっては「目」が診療における一つの大事なポイント。つまり医療機器も「目」にあたる部分が重要です。そこで、医用画像処理について研究できる大学の研究室はどこか調べました。たまたま見つけた研究室があったのが、立命館大学の情報理工学部。志望校を国立大医学部から急変更して受験・進学し、大学院まで画像処理を専門に研究しました。

振り返ってみると、2012年頃から、ずっと医療画像処理の道をまっしぐら。

進学するきっかけにもなった研究室に配属されたものの、日本人4割・留学生6割で、ガチで研究するならば公用語が英語な研究室でした。そこで超優秀な留学生の先輩方(現・アリババAI研究所の医療AI研究者など)に恵まれ楽しく研究しました。大学院時代にはシンガポール国立情報研究所でも医療AIの研究をする機会も得られ、現在は国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の医用画像ワーキンググループのグループ長も務めています。アイリスに正式入社する前に趣味で作った「AI×医用画像の現状と可能性」というスライドは、気付いたら累計で約2万Viewになりました。このスライドを見た大手の医療機器メーカーから声を掛けていただいたことを契機に、アイリスにいながらその企業の新規事業でメンター/リサーチャーをさせてもらったこともあります。このほかにもいくつかアドバイザーをしたり、外部で医療AIについて連載を持ったりと、幅広く取り組んでいます。

勉強好きが集まるアイリス

アイリスは、研究や勉強が好きな人が多いのが自分と合っているところです。毎週木曜日に社内勉強会をやっていて、自分の知らない領域のことも勉強できとてもいい刺激になっています。あと、初期から比べると人も増えてきたので、社内の人とは業務上のやりとりだけでなくもっといろんな話をできたらいいなと思いますね。最近は「本気部」という読書をする社内部活動に入っていて、法務担当やビジネス担当のメンバーともよく話しています。また、エムスリーで医師向けに連載を書いたり、プライベートでは「デジタルヘルスケア倶楽部」というヘルスケア界隈を若手で盛り上げるコミュニティの主催者をして勉強会やLINE OpenChatの運営に取り組んだりもしています。自主的な社外活動がしやすい雰囲気があるのも、自分と合っているところだと思います。

これまでの間に、さまざまな道のプロフェッショナルやハイスキルな人たちがアイリスにジョインしてきて、学びが多くありました。これからもいろんな方と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

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