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【社員インタビュー】創業期からエンジニア部門を支えてきたディレクターが語る、グローバルメディアならではの魅力とやりがい

こんにちは。朝日インタラクティブの採用担当です。今回は、当社で長年エンジニアとして活躍しているディレクターの菊池高志(きくち たかし)に、弊社のエンジニア業務の魅力や、今後の課題点など包み隠さず語ってもらいました。また、インターネット黎明期からエンジニアリングに関わってきた菊池の仕事観やこれまでの職務経験、こんな方と働きたいというメッセージもありますので、ぜひ最後までお読みください。

機械を分解して感電していた子ども時代

ーー 卒業後のご経験はずっとエンジニア畑ですが、小さい頃からパソコンやプログラミングなどに興味があったのでしょうか?

小中学校の時は水泳や野球に没頭していましたね。特に水泳は中学まで本格的に行っていました。プールの底には5mごとにラインが引いてあるのですが、水の中ではそれを目指して泳ぐんです。水泳を長くやっていたからか、少し先のゴールを見据えてそれを達成していく、そしてまた次に向かって進んでいく、というのが自分の今の仕事の進め方にも影響していると思っています。

スポーツをやりながらも、機械いじりやファミコンも大好きでした。先日、登大遊さんがオードリー・タンさんとの対談で”優秀なプログラマーは子どもの頃に感電したことがある割合が多いように思っているのですが、感電したことはありますか?”という感じの質問をしているのを見たのですが、僕自身も子どもの頃に、使い捨てカメラの「写ルンです」を分解して、フラッシュの部分に触ってビリビリッっとなったことがあったので、子供の頃感電したことならあるよ!と思いましたね(笑)。

高校生の時に、新しいもの好きだった祖父がPC-98を買ってきたのがきっかけでパソコンに触れ、プログラムを書き始めたのがエンジニアリングの始まりです。BASIC(Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code)で作ったものが、自分がプログラムしたとおりに動くのを見るのが楽しかったですね。

卒業後、複数社でエンジニアとしての経験を積む

ーー これまでのご経歴を教えてください

僕が就活をした年は、就職氷河期でとても大変でした。インターネット業界に興味があったのですが、Yahoo!など大手企業の倍率はものすごく高かったんです。僕はあまり優秀な学生ではなかったので(笑)、まずはプログラミングやシステム開発の実務経験を積むことが必要と考え、家電メーカー系販社に新卒で就職しました。

当時の家電メーカーでは、パソコンなどのハード製品を納品するのと共に、業務システムの開発もパッケージとして提供するというサービスを行っていて、その開発の部分を行っていました。カラオケチェーンの店舗システムの受付用端末やバックオフィスのパソコンを導入するにあたって、部屋の空室状況管理やフロント業務システムですとか、ある自治体の体感型シミュレーションシステムの制御プログラム開発や、他にもERP的な基幹業務システムなど顧客に合わせたシステムの開発及び導入・保守を行っていました。

そうしているうちに、エクストリームプログラミングが話題になり始め、アジャイル開発をやってみたいという気持ちが自分の中で強くなってきました。会社からプロジェクトマネジメントの勉強をするよう言われていたので、その勉強をしながら顧客と一緒にシステムを開発できる環境を探していた時に、学生時代の仲間から声がかかり、独立系SIerに転職しました。

ーー これまでで最も記憶に残っているのはどのような仕事ですか?

独立系SIerでは今でいうテックリードやプロジェクトマネージャーとしての役割が多く、とは言っても自分自身でもプログラムを書いていました。とある小売販売企業様のプロジェクトでは、レジのデジタルサイネージにコンテンツを配信するシステムの開発をしていたのですが、その仕事が特に記憶に残っていますね。企業様のプロジェクトチームにこちらからもメンバーが加わって進めていたのですが、なかなか仕様が決まらなかったり、テストを全部手作業でやるなど非効率的な部分が多く、かなり派手に炎上しているところに入って行って不要な手順をひとつひとつなくしていき、プロジェクトを進めていった思い出があります。

ーー 火消し役や後処理のような役回りを多くされていたのですね

そうですね。好きか嫌いかは別としてどちらかというと風呂敷をたたむのが得意なタイプなのか、散らばっているものを整えたり、無駄なものを排除して整理整頓をする仕事が多かったですね。

ーー その後、朝日インタラクティブへ転職されたのですね

実は、当時の社長のゴルフ仲間が僕の友人で、これも声をかけてもらって転職をしました。以前からCNETや ZDNet というメディアはもちろん知っていたので、違和感なく転職できました。2008年に入社してずっと勤めています。

転職した当時は会社の人員が大きく入れ替わったタイミングで、過去に良かれと思って行われてきたことが、サイトの成長とともに負債となっていることもあり、システムやサーバーの整備等の仕事から着手しました。ここでも風呂敷をたたむ仕事をしていますね(笑)。その後、新規サービスの開発やソリューション業務を担当した時期もありますが、基本的にはSREの役割を担当してきました。システムの信頼性を向上させるために、エンジニアリングのクオリティ担保を担う仕事です。直近ではディレクターになったのをきっかけに、今まで自分がやっていたことを周りに引き継ぎ、メンバーの育成を行うのが仕事のメインになってきました。

会社としてスピード感を持って挑戦することを優先してきたため、昔から残っているいわゆる“技術的負債”が溜まってきているという企業課題もあります。これをどう綺麗にしていくか、目下取り組んでいるところです。

朝日インタラクティブで働く魅力と、SREとして大切にしたいこだわり

ーー 朝日インタラクティブの魅力を教えてください

CNETや CNN の担当をしていると知り合いに話すと、「見たことがある」「よく読んでいる」という反応がよくあります。それだけの知名度があるメディアだということですよね。知名度の高いメディアなので、トラフィックはそれなりに高いですし、それを遅延なく、トラブルなく稼働させて、さばいていくというのがSREとしてとてもやりがいを感じるところです。

ちなみに、弊社では鉄道コムという鉄道ファンの方向けサイトも運営しているのですが、時々仕事でお会いした方が熱量の高いファンの方なことがあって、「いつも見てます!」といったメッセージを頂くことがあります。そういうのもやりがいを感じる瞬間ですね。

環境としては、会社をより良くしようという動きが活発で、2020年にはオフィスのリニューアルも行われました。2020年の2月にはそれまで月2回までのリモート可能としていたところを、急遽フルリモートに移行するために、リモート環境の整備を数日間で整えました。他にも改善に向けた検討が進んでいるものがいくつかあり、今後もさらに魅力的な職場環境になっていくと思います。

ーー エンジニアとして仕事のこだわりはありますか?

エンジニアとしてというよりは常識範囲の話になってしまいますが、仕事は速い方が良いですね。かといって、速ければ何でも良いというわけでもなくて、その時必要なものを丁寧に・素早く納品するというのは基本中の基本です。また、弊社はウェブメディア企業ですので、情報を読者へお届けするメディアを絶対に止めてはいけない、という使命感のようなものがあります。

エンジニアにも、周りに発信する力が求められる

ーー どのような方と一緒に働きたいですか?

エンジニアの募集ではあまり使われないキーワードかもしれませんが、「巻き込み力」の高い方ですね。エンジニアの業務はひとりで完結する部分も多く、人を巻き込むのが苦手な方が多いので、発信が足りないために能力を生かし切れていないように感じることがありもったいないと思っています。

これはマネジメントの課題でもあるのですが、具体的にはプログラムのアウトプットだけではなくて、文章として成果を表現できること、コミュニケーションを取り自ら発言することで、自分がやってきたことや、やりたいこと、考えていることを周りに伝えていく力のある方だと良いですね。メンバーや上司に伝えてくれることで、自然と助け合いが生まれ、プロジェクトがスムーズに進むはずです。

質の高い情報を読者に届けるメディアを扱っているので、稼働率や安定性など求められるサービス水準は高いです。絶対に落ちてはいけないという緊張感を持って業務に取り組める方に向いていると思います。また、昔のやり方が多く残っているので、それらをひとつひとつ改善していくのを楽しめる方だと良いと思います。

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