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「ニート、会社を作る!」 ~エージェントグロー社長のストーリー~(後編)

みなさん、こんにちは。
株式会社エージェントグローでチーフをしている齋藤拓也です。
昨日、社長ストーリー前編を公開したので今日は、後編を皆さんに公開したいと思います。
引き続き波乱万丈の弊社代表河井智也のストーリーをお楽しみください。

河井さん、エージェントグローの創業当初からのお話を聞かせてください。
私も知らない波乱万丈の内容をみなさんも楽しみにしていますので!

ん~、波乱万丈ね(笑)期待に添えるといいな。
僕は、2016年の5月にSESの会社、エージェントグローを設立したんだ。
後ろ指さされるような会社にはしたくなかったから、前職の社員を引き抜くことは一切しなかった。
その時の社員たちには、「この会社はこれまでとは変わらずに存在し続けるから大丈夫だよ」ってしっかり説明したしね。
「ただ、社長が代われば会社の色は多少なりとも変わるから、個々人の自由意志でこれからも一緒に働きたいって言ってくれるなら今すぐの話ではなくても歓迎するよ」ってことは伝えたかな。
全員ボクが直接面接して採用した人材だから、知らない仲ではないしね。
17人が僕に付いて行くって言ってくれてね。
本当に嬉しかったよ。でも本当は恐怖もあったんだよね。
でも僕が『この17人の生活を守る!』って思ったら腹を括れたんだよ。
いつの間にか恐怖が遣り甲斐に変わっていたね。
もう会社設立の為に昼夜問わず走り回って必死でお金を工面した。
お世話になった知人の強力なサポートもあって1000万円まで工面できた。
でもオフィスの敷金や礼金、人件費をはじめとする僕を信じてついてきてくれた
17人を受け入れるために必要なあれこれ…
どう見積もっても1000万円では足らないことは秒で分かった。
だから僕は、資金調達で力になってくれる税理士さんを片っ端から当たったんだ。
相手にしてもらえないこともあった。時には鼻で笑われることもあったし。


創業当初はそんなことになってたんですか…
できたばっかりの会社相手だと結構扱いがひどいものなんですね。

そりゃ~そうだよね(笑)一回も決算終わってないんだから。
会社の実績が無ければお金は借りれない。それでも諦めたくなかった。
もう無理か…と思った時にある税理士事務所に行ったんだよ。
僕は、ここがもう最後だと思って無我夢中で僕の会社のビジネスプランをプレゼンした。
そしたら税理士さん達のラスボスみたいな人が出てきてね。
やっぱりここも無理か~と思った瞬間
『あなたのビジネスが実現にできたら本当に素晴らしい!だから半年間ウチのコンサルティング料は無料にする。資金調達できる方法を一緒に考えましょう!』
と言ってくれてね。天の助けだと思った。
それで3000万円の融資を受けることができたんだ。
融資実行の印鑑を押す時、銀行から個人補償を入れるかどうかと聞かれてね。
個人補償を入れないという選択もあったよ。
失敗することも考慮したら個人補償を入れない方が良いということも知ってた。
でも僕は、借りた物は絶対に返す主義だし僕が失敗したら17人の社員を路頭に迷わす。
だから『絶対に成功させる!』いうプレッシャーをかける為に個人補償を入れたんだ。
そして32歳で4000万円の借金を背負った(笑)


32歳で4000万円の借金って私だったら不安で夜も眠れないと思います
河井さん、ぶっちゃけその時のメンタルどうでしたか?

僕を信じて付いて来てくれる17人の生活を守るって決めたのは僕自身だしね(笑)
あと『僕はなぜ不安になるのか?』を自分自身で分析してみたんだよ。
そしたら不安って自分の行動の不足から起こるんだなって。
だから僕は休む暇も惜しんで働き続けた。
会社にとって、みんなにとってなにが一番かを考え続けたんだ。
理念だけが崇高では意味がないからね。
自分の役員報酬は生活できるレベルだけ取った。あとは会社に全部プールした。
だから夜とか自炊してたよ(笑)
でも会社に行ったら昼は社員と一緒に外食したりコンビニ行ったり。
それは僕の意地でもあったんだよね(笑)
社長が自分で作ったおにぎり持ってきてたらさ…
『社長お金困ってるのかな?経営大丈夫?』なんて社員に心配させちゃうよね。
僕が社員を守るって決めた以上絶対に社員を不安にさせたくなかったんだよ。


武士は食わねど高楊枝みたいです!河井さん、武士っすね!

ごめん、それはちょっとわかんないや(笑)
それからみんな一緒に走ってくれてね。本当に頑張ってくれてね。
4ヵ月後には黒字転換したんだよ。
創業から2年後には4000万円全額キャッシュで返済できる体力が会社にあった。
それはみんなが頑張ってくれたお陰なんだよ。
だから僕はウチで働いてくれるエンジニアの労働環境をもっともっと良くしようと考えて実行に移し始めたんだ。


もしかして…それがフェアネス方式®(自社サービス)の始まりですか?

そうだね(笑)フェアネス方式®のきっかけだね。
自分自身がSESのエンジニアとして働いているときの境遇は、お世辞にも良いとは言えないものだったから。だからそんな想いを僕の会社で頑張って働いてくれるエンジニアに絶対させたくないって思って自分の会社で動き始めた。
これまでのエンジニアとしてのキャリアや社長としての経験から、
そもそもエンジニアが抱えている不満は『案件』と『給与』である事が多いのは分かっていたんだ。

『案件』これはエンジニアとしてのスキルアップだよね。
ほとんどのSESの会社がエンジニア自身で案件を選べないという状況だと思う。
僕もそうだった。会社に行ってくれと言われた案件に行く感じだよね。
それを変えたいと思ったから『案件選択制度』という制度を作り出した。

そして『給与』に関わることだよね。
大事なことなのにすごく不透明な状態になっているなと思った。
昇給や賞与の金額は、エンジニア自身の成績で決定される制度を考え出したんだ。
それが『単価評価制度』だよね。
この2つの軸を推進していったらウチのエンジニアのモチベーションが
みるみる上がってパフォーマンスも上がっていった。
そして優秀なエンジニアがウチに入社してくれる様になったんだ。

※フェアネス方式®の詳細が気になる方はこちらをご覧ください!
https://www.agent-grow.com/Pages/Bussiness


私もエンジニアとして現場で働いていて、いままでの会社では無かったいい制度だなって感じていました!

そう感じてもらえるとうれしいよ。他にもそう言ってくれるエンジニアがたくさんいたから、ついにエンジニアが求めている仕組みを作れたのかなって思ってたんだ。
でもある時、『これってウチで働いているエンジニアだけにしか適用されないよな?』って思った。
僕が作りたい世界観って自分の会社だけじゃなくて『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』ってことなんだって。
そしたらウチで実践している制度を他社でも可能にする為に形にしなくちゃいけない。
コンサルに入ったとしても人力で変えていくなんて時間が掛かりすぎる。
『案件選択制度』と『単価評価制度』を両軸で展開させる為にはサービスが必要なんだ。
そしたら『自社サービスに取り掛かるぞ!』と本格的に自社サービスの開発が始まったんだ。
そしてその自社サービスFairgritが2020年6月に完成した。

エージェントグローはSESと自社サービスを持つまでに成長してきた。
でもまだまだこれからだ!と思ってる。
ニートだった僕が中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変えられるかどうか
人生を賭けた挑戦なんだ。
新生エージェントグローとしての新たな幕が開いたばかりってところかな。

みなさん、社長ストーリーいかがでしたか?
私も河井さんと共に『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』というミッションに挑戦したいと思っています。
この記事を見て少しでも興味を持ったエンジニアの方は
河井さんのTwitterも是非フォローしてみてくださいね。
https://twitter.com/kawai_tomoya_ag

これからもエージェントグローをWantedlyで発信していきます。
乞うご期待くださいませ!

以上!齋藤拓也でした!

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