#デザインの語源は「計画を記号に表す」こと。
つまり、綺麗なアイコンや可愛いイラストを「デザイン」と呼ぶのではなく、
課題解決のために思考し、概念を組み立て、表現するのが「デザイン」なのだそうです。
デザインって深いですね!揚羽の松儀です。
今回の「私が揚羽で働き続ける理由」ではグラフィックデザイナー職の近藤海空さんにインタビューしました!
近藤海空(Misora Kondo)
愛知県で生まれ育ち、名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科ヴィジュアルデザインコースへ。
2017年に新卒で揚羽に入社。
好きなものは卵と猫と韓国と海外ドラマとバスケなどなど…。
多趣味でバブリーファッションも大好きなデザイナーです。
Chapter.1:デザイナーらしくないデザイナー
ー本日はよろしくお願いいたします!
改めてですが、揚羽での担当領域を教えてください!
はい!私は新卒で入社後、最初の1ヶ月は営業も含めた研修を受けて、
その後は一貫してデザイナーをしています。
揚羽は「顧客の課題解決」という言葉が社内のそこかしこで飛び交っていますが、
顧客理解やコンセプトメイクから参加して、デザインというアイテムでいかに情報を的確に伝えるか
が私の仕事です。
ーそうなんですね。
社内にもたくさんのデザイナーがいますが、その中での近藤さんの特徴って何でしょう?
仕事のスタイルと言う意味では、自他ともに認める「デザイナーらしくないデザイナー」です(笑)
ーというと…?
たとえば私、めちゃめちゃ社内営業するんですよね。
特に繁忙期を過ぎた4月~6月は営業プロデューサーにバンバン声をかけています。
そうすると、社外のパートナーさんにお願いしようと考えていた、という案件や、
時期外れだから断ろうと思ってた、という掘り出し物案件に出会えるんです!
もちろん社内リソースを使ってやるべきか?という会社としての判断を仰ぐ必要があるので、
マネージャーに「この案件やらせてください!」ってお願いに行くんですが…(笑)
ーとってもアグレッシブですね!
私としてはいろんな案件を経験したいし、
社内営業を通してプロデューサーがどんな目線で社内メンバーと社外パートナーの使い分けをしているかの視点を垣間見ることができるし、社内コミュニケーションも多くなるし…と、一石三鳥くらいの感じです。
「案件をたくさん持って大変だ!」と思ったことは全く無いですね!
逆に動いていないと不安になります(笑)
ー主体性が高くて素敵だと思います。
私も見習わなくちゃ…!
Chapter.2:やりたいのは、「一部」ではなく「全部」
ーもともと近藤さんは地元の名古屋で働きたいと考えていたそうですね。
大学までずっと愛知県内で過ごしていて、当初は就職しても地元を離れることは考えていませんでした。愛知県は自動車産業や航空産業が盛んな地域なので、先輩や仲間も当たり前のように、
そういった業界のインハウス企業や関連サプライヤーに就職して、
そこでインダストリアルデザインや製品パンフレット、企業Webサイト等に携わる姿を見てきました。
でも、周りと同じ就職先を考えた時、入社してやれることはその企業のことだけだと気づきました。
もともとBtoC向けのデザインに興味も強かったので、
この際だから少しだけ他の選択肢もみてみようかな…と軽い気持ちで、
東京の新卒向けイベントに参加してみました。
そこで、揚羽との運命の出会いがありましたね。
ーなるほど。東京にも視野を広げた中で、どのように就活を進められたのですか?
そうですね…。
将来的には、デザイナーとして独立してもやっていけるくらいになりたいと思っているので、
顧客と制作を繋ぐだけ、みたいな組織で働くのは嫌でした。
いわゆる総合広告代理店は就職先の選択肢にありませんでしたね。
いま話していて思い出したのですが…
就活のときに「会社選びのチェックリスト」を自分で作っていたんです。
全部は覚えていないんですが、例えば、 以下のようなものだったと思います。
①デザイナーもクライアント先に行ける
②営業スキルも身につく
③人間らしい生活(時間)が確保できる
④企画から参加できる
⑤いわゆる制作会社の下働きみたいな給料ではないこと
⑥社風(アーティスト系が多い会社のはNG)・・・etc
ーへえ…!このチェックリストはどう考えて作ったのですか?
名古屋には中部クリエイターズクラブ(CCC)というクリエイターの集団があって、
大学の恩師がCCCの会長でした。
デザイン系の表彰パーティーやコンペによく参加させてもらっていて、
たくさんの経験をさせていただいたのですが、
その恩師に「君、デザイナーに向いてないね」って言われていました(笑)
実は 父親もデザイナーなのですが、間近で見ていて「父には敵わないな」とも思っていました。
そんな学生時代だったので、 デザイナーとしてデザイナーらしさを磨きあげるキャリアではなく、
ビジネスマンとしてのデザイナーが自分らしい姿なのではないかな、と思うようになりました。
上のチェックリストはそんな考えから生まれたのですが、
この項目が見事に当てはまったのが揚羽だったので入社を決めました!
Chapter.3:勉強になるのなら、どこまでもチャレンジした方がいい
ーそうして揚羽に入って、今年で近藤さんも3年目になりますね。
これからはどんな仕事にチャレンジしたいですか?
一般消費財と言われるジャンルのパッケージデザインをもっと手がけたいです!
商品パッケージに携わるということは、開発者に話を聞いてコンセプトやブランディングから携わることになると思うので、ぜひチャレンジしたいですね。
実は、そう思えるルーツがあるのですが、大学生時代のグループ制作の時が楽しかったんですよね。
(この記事の一番下にある写真がそのときの様子です!)
一つの課題があって、それを元に自分達であーでもない、こーでもないとディスカッションして、
コンセプトを決め、そこからアウトプットまで作り上げる。
一貫してみんなでイチからクリエイティブすることがとても楽しくて、やりがいがあると学んだので、
仕事でもチームワークを大切にしながらいろんなことにチャレンジしたいです。
ー素敵な目標ですね!
近藤さんを見ていると、本当に仕事が大好きなんだな、というのが伝わってきます。
はい(笑)仕事大好きです。
冒頭でも同じ話をしましたが 、本当にとにかくもっとたくさんの案件に携わりたいんです!
揚羽のデザイナーは半期で納品する数字が目標として決められているのですが、
社会人として目標はマストで達成し、更にどれだけやれるか? を考えています。
一度に20案件くらい同時並行で進めたこともあります。
きっとこういうところがデザイナーっぽくないって言われる所以なのでしょうね。
ー一度に20案件!?すごいですね…!
でも、闇雲に手を出しているわけではないですよ!
やったことがあるかないか、これまで経験した案件に近ければさらに磨きがかけられるか…など、自分にとって勉強になるかどうかを軸に考えています。
個人的にはタイポグラフィが大好きで、甲骨文字やヒエログリフなどの象形文字が好きです。
そういう意味でもやっぱり紙媒体が好きなので、フライヤーを見ると必ず手にとって紙質を確認したり、日常的にも好きなデザインの紙を集めたりしていますね。
ーこれからも沢山のチャレンジをしていけるように頑張ってください!
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▼「私が揚羽で働き続ける理由」前回記事はこちら!