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【働き方実験】リモート×フレックスを2週間やってみてよかったこと・悪かったこと

8月も最終週となりました。少しずつ季節が変わっていっている実感がわきますね。前回はACALL夏の自由研究「働き方実験」の前半の取り組みについて数字で振り返ってみるという内容でしたでしたが、今回は社員の感想をもとに、リモート×フレックスでどんな良いことがあったのか、またどんな課題が残っているのかについて見ていきたいと思います。

前半の振り返りを兼ねた全体会議では、社員一人ひとりがリモートとフレックスを組み合わせた働き方をしてみた感想をシェアしました。

共有された意見は大きく4つのカテゴリーに分けられます。①仕事の効率や生産性、②コミュニケーション、③心身の健康、④プライベートとの両立についてそれぞれ見ていきましょう。

仕事の効率・生産性

まずは、8月最初の2週間で新しい働き方を試すことで仕事に集中しやすくなったのか、生産性は上がったのかを振り返った意見を見ていきましょう。ここで注意しておきたいのは、これらの意見がリモートとフレックスの組み合わせによるものだということです。働く場所と時間が変わることによってどのような変化が生まれたのでしょうか?

よかったこと

・オフィスに来る人が少なくなり、集中できるようになった
・家のほうがノイズが少なく、集中作業に適している
・朝が苦手でなかなか集中するのが大変だが、始業をずらすことで生産性が上がった
・資料作成など、もくもくとやる作業は家の方がはかどる
・合計時間で計算するので、中断が可能になった。気がかりで集中を妨げる用事を先に終わらせたり、眠たいときには思い切って短時間の仮眠を取ったりすることでスッキリできた

よくなかったこと

・いろいろな働き方を試してみるというのは最初のうちは良いが、基本のスタイルを確立したほうがいい。「明日はいつどこで働こうか」と毎日考えるのは時間も労力も無駄
・働き方宣言、実績報告、交通費・経費申請がすべてバラバラのツールで無駄が多く生産性が落ちる

リモート勤務ができるようになったことで自宅作業でのメリットばかりが目立つのかと思いきや、オフィスに出社する人が減ったことで、今まで集中しにくかったオフィスが集中スペースに変わるという思わぬ変化が生まれました。とはいっても、この新しい働き方を確立するまでが問題になりそうだということがわかりました。

コミュニケーション

全員がオフィスに集まって話す時間が減るということは、オンラインでの会話が増えるということです。ACALLでは普段からSlackを使ってコミュニケーションをとっていますが、その使い方にも違いが出てくるようになりました。また、Web会議の機会が増えたことも大きな変化の一つかもしれません。

よかったこと

・Slackでのコミュニケーションが活発になった
・Slackでのコミュニケーションでは返答を考えてからしなければならないので、自分の考えを整理したり、自分で考える癖がつく
・自分だけではなく皆も自由な働き方をしているので、気兼ねなく声がけできる
・Web会議は意外と成立する
・Slackが静かな時間に集中作業をすることができる

よくなかったこと

・オフィスや自宅以外ではWeb会議しにくい(プライバシーの問題)
・全体アナウンスが伝わりにくいので、カレンダーで予定共有しないと混乱
・ある程度の信頼関係がないと破綻するシステム
・みんなが働いているときに自分も働いてSlackをチェックしないと置いてかれる
・雑談がなくなってリフレッシュできない
・Web会議には慣れが必要
・対面での会話がないと齟齬や情報格差が生まれる
・Slackの文章を考えて打つのには時間がかかる
・決めることは直接会って話さないと時間が無駄

みんなが集まらないということは文章にして意思疎通をしなければいけない時間が増えたということ。それが頭を使ういい機会になることもあれば、時間と労力をつかう作業になってしまうことも。状況や個人の考え方によってチャットツールの使い方にも差が出てしまうのだということがよくわかりました。実験としては意外と問題はないが、長期的に考えるとチャットツールの使い方、出社日の必要性、Web会議の文化定着など課題が残ってしまうのかもしれません。

ACALLはほとんどの社員が神戸オフィスで勤務し、一部が東京オフィスにいます。東京オフィスで働いている社員からすれば、リモートで会議に参加するというのは前からやっていることなので、この実験を機にみんなが同じ経験ができたということはよかったと思います。

心身の健康

オフィスに通勤する必要がなく、出勤するとしても通勤ラッシュを避けて行動できるようになりました。働き方実験期間中にどのような体調・気持ちの変化があったのでしょうか?ワークライフバランスを考える上でも気になる心身の健康状態に関する気づきもたくさんシェアされました。

よかったこと

・朝早く仕事を始めて、早く終わることができると健康的
・勤務をなくしたり、時間をずらすことで通勤ストレスから開放された
・通勤の必要がないと体力が温存できてその分仕事にエネルギーを使うことができた
・休憩時間にジムに行って運動不足を解消

よくなかったこと

・集中していると動かなくなるのですぐ疲れる
・リモートで仕事していると、周りからどう思われているのか気になるし、アウトプットをしっかり出さなきゃいけないという変なプレッシャーや焦りを感じる

通勤の必要性がなくなることでストレスや体力消耗が軽減されるのはプラス。ですが、さらなる運動不足を招いてしまったり、他の社員と顔を合わせないからこその課題も残ります。リモートであったとしても、焦りやプレッシャーを感じずに安心して仕事ができるようにするためには制度が必要なのか、それとも文化の問題なのか…。もう少し考えてみる余地がありそうです。

プライベートとの両立

オフィスにいる時間が少なくなると、プライベートにももちろん影響がでます。ワークライフバランスとして私生活にどのような変化が生まれたのでしょうか。

よかったこと

・病院や役所など平日の昼間にしかできない用事を済ませることができる
・制度化されることで周りを気にせずに、自分の都合に合わせた働き方ができる
・家事や育児との両立が楽になった
・家にいる時間が増えることで家族が喜んでくれた

よくなかったこと

・特になし

私生活と仕事のバランスを考えて見ると、よかったという感想しかなかったのはとても良いことだと思います。働き方を変えることでプライベートが充実すれば、仕事をするのにもいい影響がありそうですよね。あとは、仕事とプライベートの両方を充実させられるようにはどうすれば良いのか考えて行きたいところです。

ACALL8月の働き方実験の前半戦を振り返る全体会議。個人によって様々に感じることがあったかもしれませんが、みんながみんなバラバラではなく傾向が存在することも確かです。よかった部分を伸ばし、よくなかった部分を改善するために何ができるのかを引続き考えていきたいと思います。

次回は、ランチ会メンバーで働き方期間中に気をつけたこと、今後気をつけたいことについてご紹介します。ACALL社員を含めたリモートワーカーがよりよく仕事をするために参考になる内容を発信したいと思いますので、ご期待下さい!!

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