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「世界の頭脳100人」に選ばれた鈴木が語る「クリエイティブ」の在り方とは?

今回はTikTokのX Design Centerのチームリーダーで、2016年に米国の国際政治雑誌Foreign Policy Magazine が表彰する 「世界の頭脳100人」にヒラリー・クリントンやマーク・ザッカーバーグらと並んで選出されるなど、数々の表彰歴がある鈴木瑛さんにインタビューをしました。 

Q. 自己紹介をお願いします!

日本オフィスで、X Design Centerという部署を統括しています。この部署は自分がTikTokに移ってきた際に立ち上げた部署になります。元々は日本の広告代理店である電通でキャリアをスタートし、クリエイティブとマーケティングを担当していました。ご一緒させていただいたクライアント様は衣類や飲料、車から化粧品など非常に幅が広かったです。また電通で働いている間に一橋大学院で修士号も取得しています。大学院では、広告代理店での実務では経験を積む機会があまり多くないファイナンスについて学びました。コーポレートファイナンスのゼミに所属し、広告の投資対効果をテーマに研究しました。広告がその時だけの一時的な効果ではなく長期的なバリューに繋がるにはどうするべきかなどを研究していました。

Q. 鈴木さんにとって、クリエイティブとは何ですか?

クリエイティブとはソリューションであると考えています。アートは問題提起であり、解決がそれ自体に求められていないのに対し、デザインや広告クリエイティブでは問題解決ができるようソリューションを示さなければいけません。ソリューションを探すためには、まず現状と目指すゴールのギャップを把握し課題を浮き彫りにする。そこから始まります。クリエイティブはよく0から始まるものと思われがちだけども、「巨人の肩に乗る」という言葉があるように、過去のベストプラクティスを知って、それを超えていくような考え方が重要かと思います。

Q. なぜTikTokに転職したんですか?

前職で身につけた知識やスキルをぜひ新しいフィールドで展開してみたいと考えていました。前職では1つの仕事を100点が取れる水準まで磨くことが重要でしたが、そのスキルを転用して、100の仕事で10点底上げするような規模感のある仕事にトライしたいと考えていました。また、今までもチームでやってきたのですが、組織として課題に向き合うことが必要だと考え、新しい仕事に挑戦することを決めました。

Q. 現所属部署はご自分で作られたんですよね?

はい、そうですね。今、部署の規模は20人ほどなのですが、ソリューション、リサーチ、メディアのガイドレポートやプロダクトマーケティングマネージなど、カバー領域がとても広く、人数が足りないぐらいです。なので、自分よりも何かしらが秀でた能力を持った人を雇いたいと考えています。個々の力をそれぞれ引き出せれば、個人では生み出せないような価値が生み出せると感じています。

Q. XDCは具体的にどのような部署ですか?

現在は大きく4つのチームに別れています。一つはCustomized Solution。クライアント様にTikTokを使った提案をしています。Engagement Product Teamはハッシュタグチャレンジやスタンプ等のエンゲージメントプロダクト戦略を統括しています。Study & Comm TeamはTikTokユーザー白書やセミナーなどの制作と企画を行うチームです。最後のProducer & Operations Teamは、様々なプロジェクトの進行管理、プロデュースがメインの仕事となります。

Q. TikTokに入ってから一番学びの多かった経験は何ですか?

多くの人と力を合わせて新しいチームを軌道に乗せたことです。これだけ幅広いカバー領域を持つ部署なのですが、前職で学んだ広告制作やリサーチやPRの知識、そして大学院で学んだ経営管理など、今まで自分がクリエイティブを軸としつつ学んできた幅広い能力全てを活かせるので、非常にやりがいを感じられます。

Q. 最後に、広告業界出身者で次のキャリアを考えている方に、転職先としてTikTokの魅力を挙げるとすれば、どこを挙げますか?

広告代理店とメディアは、領域として近いですが、業務へのアプローチは大きく異なり部分もあります。具体的に申し上げますと、クライアント様の課題を解決することがゴールという視点で見ると似ています。一方、自社のプラットフォームをゼロorイチからクライアント様、インフルエンサー様と一緒に育てていく感覚は新興メディアならではの喜びがあると思います。ソリューションによる課題解決という仕事の喜びはそのままに、プロダクトのオーナーの一員として責任を持った仕事に興味がある人にとってプラットフォーマー、特にTikTokはオススメです。

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