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外資系IT企業を渡ってきた山口琢也さんに聞く、TikTokにおける「公共政策」の仕事とは?

まず、山口さんのご経歴を簡単に教えてください!

私のキャリアは、大きく三つのフェーズに分かれるのですが、最初の10年以上はソニーで人事を担当し、その最後に内閣官房という政府の機関に出向。ITの国家戦略に携わる非常勤国家公務員として2年務めました。それからシリコンバレー系のIT企業に移りました。具体的には、初めにMicrosoftに入って、それから、シスコシステムズ、Google、Facebookに転職。2018年9月から今のTikTok Japanという流れになっています。

とても華やかなご経歴ですね。Google、Microsoft、Facebookなどを経験されたあとに、次のステップとしてなぜTikTokを選ばれたのでしょうか?

基本的に私はスタートアップが大好きで、今まで経験した外資系IT企業も入社した時は比較的小さく、やっぱりスタートアップみたいなカルチャーがあったんですよね。TikTokは特に組織の規模がまだ小さいですし、新しいことを始めたり、日本の中に新しい価値を届けていく色んなチャレンジができるという環境をとても気に入っています。TikTokなら、本当に会社を一から作りあげグローバルな企業に成長させる経験が出来ると思ったというのも大きなきっかけです。

では、TikTokで山口さんがやっていることを具体的に教えてください!

私がやっていることは「公共政策」というものですが、簡単に言えば、会社の立場と国の政策をどうやってバランスを取っていくか。例えば革新的なサービスを実現するために必要な新たな法律を作ってもらったり、阻害する古い法律を変えてもらったりすべく、永田町や霞ヶ関などのいわゆるポリシーメーカーや彼らに影響を与えるNPO、学者、メディアなどのインフルエンサーと交渉することです。当たり前ですが、国が政策を実施し、産業界はそれによって大きな影響を受けるので、政策が時代の進化や会社の進化に合うものになるよう、きちんと対話していくことが私の仕事です。

それと同時に彼らから我々の製品やサービスに対して、アドバイスをいただくこともあります。例えば、より安全なサービスを提供するために、困っている学生さんや先生、保護者の方を相手にしているNPOの皆さんから色んなアドバイスや提言をいただき社内にフィードバックすることで、最終的により良いアプリを作っていくということも私の仕事の一つです。実際にTikTokのアプリ内に安全に関するドリルみたいなものを作ったり、安全に使うための小冊子を作る際、熱心なアドバイスをいただいています。

TikTokだからこそ感じる面白みとしては、やっぱり先が見えないところだと思いますね。ある程度エスタブリッシュした会社で、何もかもちゃんと出来ていたら、別に日々のんびり暮らしてればいいですけど(笑)、そうではなく、本当に毎日新しいことや問題が起きている中、若い人たちと一緒に対処していくことで、TikTokという製品がさらに色んな人に受け入れられたり、他のSNSと競争できるのが一番の面白さなのだと思います。

では、山口さんが働いて感じるTikTok Japanの企業文化って何だと思いますか?

まだ入社して半年で私自身わかっていないところもあると思うのですが、まさに今は企業文化を作っていく時期だと思っています。TikTokの良いところをあげるとすれば、日本でどういった企業文化を作っていくかということが、わりとローカルオフィスに任されているところです。皆で一緒に新しい文化を作っていくことが許される文化がある、というのがとてもいいところなのではないかなと思いますね。

最後に、TikTok Japanを就職先として考えている方々にメッセージをください!

例えば、子供を育てる時もそうなんですが、1歳や2歳とか、成長の過程って一瞬ですよね。それと同じで、二度とその時代が帰ってこないという、とても貴重なタイミングにTikTokが今あると思っています。まだまだこれからどんな方向に成長していくのがわからないというその瞬間を共に経験し、作っていくような、一緒に成長して楽しむことに興味を持てる人は、もう今入るしかないと思いますよ。

逆に何もかもお膳立てされているところじゃないと働きたくないという人には向いていないと思います。自分で考えて、自分で提案して、自分で新しいことをやってみて、盛大に失敗してというのを本当に速いスピードで繰り返して、成長していくことを楽しみにできる人なら、TikTokは本当におすすめの企業だと思います。

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