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六本木の新オフィス紹介。事業統合した2社が“ワンチーム”になる重要な場

2020年4月、旧JapanTaxiと旧DeNAオートモーティブが事業統合し、Mobility Technologies(MoT)が誕生しました。そこから約半年、ついに2020年12月に六本木にオフィス移転。事業統合し「それぞれの強みを掛け合わせ、事業を推し進める重要な場」ということで、会長の川鍋自らオフィス移転プロジェクトを担当しました。

今回は、川鍋とプロジェクトリーダーとして実際に現場を動かしていた総務部総務グループ・グループリーダーの河岸にオフィスに込めた想い、新オフィスのポイント、コロナ時代の働き方について聞きました。

事業統合後、新たなスタートを切る重要な場所

▲会長の川鍋(左)とオフィス移転プロジェクトのリーダーを務めた総務グループ・グループリーダーの河岸(右)

――事業統合する前のオフィスは、DeNAは渋谷に、JapanTaxiは紀尾井町にありました。新たに“六本木”を選ばれたのは、何か理由があるのでしょうか。

川鍋:正直いうと、“六本木”という場所にこだわりがあったわけではありません。ただ旧JapanTaxiと旧DeNAオートモーティブ、どちらにも寄らない場所にしたかったんですよ。これまでこの2社は競合関係にありましたから、統合することでどちらかの社員が少しでも上下関係を感じるようなことは避けたかった。

DeNAオートモーティブのあった渋谷や、JapanTaxiのあった紀尾井町に寄せたり…ではなく、新しい場所で新しいスタートを切る。これが、今のMoTにはとても重要なことだと考えていましたね。

河岸:あとは移転することで、渋谷や紀尾井町にあった「通勤の利便性」が失われないように、ともお話されていましたよね。

川鍋:そう、やっぱり社員から“いい場所だな”“ここで働けるのは嬉しい”と思われる場所にしたいというのはあったね。その結果として、「アンブレラフリー」の駅直結の最新インテリジェントビルを選択。超大きな窓は開放感すごくて、目の前には東京タワーがバーンと見える(笑)。そんな良い場所になりました。

実際に新しいオフィスに移転して1ヵ月程が経ちました。コロナの影響もあり、直接全員と会うことはできていませんが、場面場面で“1つのチームになった”という感覚を持つことができているなと感じますね。

河岸:オフィスに行くと、オープンスペースに川鍋さんと中島さん(社長)がいらっしゃいますよね。定位置(笑)すぐに相談できたり、気軽にコミュニケーションが取れる環境であることに良さを感じていると思います。ちなみに、私もその一人です(笑)

川鍋:それは良かった!もともとなかったですが、今回のオフィス移転でも会長室や社長室は全く考えなかったんですよ。移転後は、私は基本的にオープンスペースで仕事をしていて、その近くに中島社長が座っていることも多いよね。みんなと自然と会話することができて、このスタイルがとても気に入っています。

▲オフィスの中央に設置されたオープンスペース

▲社員同士の会話が自然と生まれる空間に

川鍋:MoTに限らず、今は多くのIT企業がリモート勤務が中心だと思います。私たちもニューノーマルに合わせて、オフィス規模は半分に縮小しフリーアドレスを導入しました。今の出社率は、エンジニアは低くコーポレートは高いなど職種にもよりますが。出社を組み合わせながら働ける環境を作ってきました。

会社の規定としてフルリモートに振り切ることはしていません。2社が事業統合したばかりのMoTにとっては、ちょっとした雑談や対面のコミュニケーションはとても価値があることだと考えているからなんですよね。

イメージとしては出社率3~4割にはしたいんです。つまり週に2日はきてね、というイメージ。アフターコロナのニューノーマルとしていきたい。だからこそ、新しいオフィスは社員が少しでも行きたくなる場所にしたいという想いは強いんです。

リモートと出社、それぞれの良さが共存するオフィス

――社員が行きたくなるオフィスというのは?

川鍋:いろいろ定義はありますが、オープンとクローズのバランスが取れた“自宅より仕事がはかどり、必要な時にみんなにパッと会えてホッとする”オフィスでしょうか。

リモートワークが定着し、SlackやZoomを使えば出社しなくても集中して仕事に取り組めることが分かった一方で、方向性や心のモヤモヤをパッと相談するなど対面コミュニケーションのほうが良いこともあったります。他にも、子どもがいたり、旦那さんと席を取り合ったり(笑)、自宅だとやっぱり集中できない人も少なからずいて。

河岸:集中して仕事をするためにカフェに行ってるという話もありましたね。

川鍋:世の中的には今、オフィスのスペースを減らす方向。新しいオフィスを作る会社は結構珍しいので、オープンスペースでは社員同士のコミュニケーションを、クローズスペースでは自宅以上に集中できる、「ニューノーマルに挑む最先端」のオフィスを作ることができたら、と思って。結構うまくいってますし、日々改善していきますよ!

河岸:目玉の一つは、オンライン会議もできるクローズスペース(WORK POD、通称Zoom Room)ですよね。

川鍋:ここは周囲の音を気にせず、1人でこもれるようになっています。想像以上に集中できると社員からもメチャ人気。そこまで閉じられてなくても、パーテーションで区切った一人用集中ブースや、窓際には数人で利用できるファミレス的なブースも沢山あって、景色もキレイ、高級ホテル並みですホント。

▲オンライン会議ができるクローズスペース(WORK POD、通称Zoom Room)

▲ちょっとした相談をするのに最適。通称ファミレス席。

▲ソファの背もたれが高いので、程よくプライベート感があります。

▲窓から見えるのは、東京タワー。最高の見晴らしで仕事もはかどる!

河岸:一方で、オフィスの中心にはカフェっぽいオープンスペースとバーカウンターを作りました。オフィスの端に寄せるのではなくフロアの中心に置くことで、社員とのコミュニケーションが生まれる空間になると考えたんです。

川鍋:それから、バーカウンターの床は、デスクがあるフロアと気分が変えられるようにとクッションフロアに変えました。他にもペンライトをつけて、家にいるようなあったかい感覚を出して。出退勤もここでカードキーをピッ、とやるので、冷蔵庫にキンキンに冷やしてあるビールで、「一杯どう?」って、たまにやってますよ。もちろんマスク着用で飲む時だけ外すんです、まさにニューノーマル時代の新しいスタイル!

▲思わず長居してしまうカフェのような雰囲気のバーカウンター

――会議室の名前も特徴的ですよね。

川鍋:MoTはモビリティサービスを展開している企業ですから、車の部品を会議室名にしたらどうか、という話があったんです。いろいろ議論を重ね、アクセル、ギア、ヘッドライト…などの名前に決まりました。

河岸:名前の横に描かれたアイコンがまた可愛くて!会議室に入るたびに目にするので、愛着がわきます(笑)社員はもちろん、来客の方も思わず「おっ!」と注目してくれますね。

川鍋:それはあるよね。車の部品には“ブレーキ”などスピードを落とすようなものもあるけれど、選んだのは前に向かって発信する、前方を照らす…ような明るい意味合いを持つ部品名を採用しました。

▲会議室には、「アクセル」「ギア」「ヘッドライト」などの名を付けた

川鍋:オフィス移転は無事に終わりましたが、まだまだ完成ではないと思っています。たとえば、オンライン会議ができるWORK POD(通称Zoom Room)はとても人気だから、もう少し数を増やしていけたらいいよね。

河岸:ええ、そうですね!そして、川鍋さん自らそう言ってくださるのは嬉しいかぎり!もっと工夫を重ねて居心地の良いオフィスを作っていきたいですね。


※掲載内容は2021年2月時点の情報です。

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