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僕、ホームレス留学生でした。

2019年6月17日午後、僕はフィリピンのセブ島でホームレス生活の終わりを迎えていた。
ホームレス生活を行なうことを急に思いつき、3日前に何も持たず家を出た。歩いて2日ほどかかる場所を目指して、半パンと半袖で歩き出した。ほぼまともに何も食べてない、飲んでない、まともに寝てもない。もちろん仕事も勉強もしてない。誰の役にも立てない、むしろ匂いと、見た目の状況は悪く、他人に迷惑をかけていた。20年間生きてきて、間違いなく1番バカで、非効率で、生産性が低い4日間だった。

でも、そんな状況で飲んだビールは、めちゃくちゃ上手くて僕は心の底から幸せだった。

初めまして。22卒内定者の橋本 侑樹(はしもと ゆうき)です。
高知の大学生であり、就活支援団体の代表でもあり、4日間だけですが元ホームレスです。

※色の黒さだけは留学時と変わらずです。

今回の記事で伝えたいことは1つ、僕が最終選考で代表の木村さん(自社の代表取締役)に言われた

「無理せず幸せでいればいい」ということです。

就活生は社会についての理解が少ないのにも関わらず、進路先を判断する必要があるという、非常に負担の大きい時期にいると思います。大きな決断であるほど僕たちは不安にかられるので、常識や他者の意見に頼りたい気持ちも痛いほどわかります。しかし、それは時として自分らしい意思決定を阻害する要素に変わります。

僕は社会人ほどの経験は無いですが、就活生の気持ちに立つことはできます。だからこそ今、読んでいるあなたが抱えている心の蟠りを開放するために、ホームレス生活で感じたことを伝えたいと思います。

読み終えたときに「よし、自分らしく頑張ろう」と1人でも多くの人が思ってくれたら、それだけで僕は幸せです。5分ほどお付き合いください。

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【本日のアジェンダ】
①休学して留学へ
②ホームレス留学生
③無から見えた有
④ホープレス就活生
⑤Hajimariに決断した理由

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休学して留学へ

2019年の4月から僕は、語学とビジネス経験のためにフィリピンにあるセブ島に留学していました。

1番大きい理由は「英語喋れたらモテそう」と「お金の勉強がしたい」です。モチベーションがシンプルであったため、英語力も、インターンでの成果も伸び充実した生活を送っていました。

そんななか、たまたま友人の招待で参加したイベントでホームレスになることを決意します。

自身のやりたいことをプレゼンする形式のイベントでした。登壇者の1人がプレゼンしたのはホームレスや孤児に日本の不要になった生活用品を届けたいというもの。僕は素敵だと感じていたのですが、質問時に「不用品を渡すのは失礼だ」といった旨の意見が参加者の1人から出ました。お互いに一理ある議論が少し続きましたが、納得解が出ないまま終了しました。イベントは何もなかったように進行していきましたが、僕はずっと何が答えなのかモヤモヤしてその場に取り残されていました。

考え続けて、最終的に出た結論は、

「ホームレスにならないとわからない、だったらなるしかない。」

議論していた2人も、答えを模索している自分も答えはわからない。当事者にならないとわからないという結論です。今考えると、「とはいえ落ち着け」と言いたくなりますが、決意は固くイベントの3日後には飛び出していました。

ホームレス留学生

6月14日の朝、何も持たず、歩いて2・3日かかる地点を目指して家を出ました。

楽しかったのは最初だけで、3時間が経つ頃には、空腹感や喉の渇き、水分不足からくる疲労感などに襲われ、足取りはどんどん重くなっていきました。フィリピンは年中夏みたいなものなので、日中は非常に暑く汗がとまりません。せめて何か飲まないとと思いながら歩くのですが、気づいたのは屋外に水道などほぼ無いということ。夜になれば涼しいのですが、虫、特に蚊が大量に発生するホームレスにとってかなり厳しい環境です。

しんどかったことをあげれば山のようにあります。その中で1番辛かったのは、欲を満たせないことより、終わりを迎えられるかわからない、もしかしたら途中で倒れて死んでしまうのではないかという恐怖感でした。実際に2日目の夕方くらいに意識を失ったのですが、その後は得体の知れない恐怖感(伝わるかわからないですが、超巨大な黒い塊が迫ってきて飲み込まれる感覚です。)にも襲われ、2度と起きれないかもしれないとずっと考えていました。一晩中、死んだらどうなるんだろうとか、死ぬってなんだろうと考えると怖くて全く寝れませんでした。

無から見えた有

死ぬことに怯えていた夜を超えて3日目の朝になると今までにない感覚が沸き上がってきました。空腹感や恐怖感を若干超えて、小さな悟りのようなものに近かったと思います。

それは【「死」が極限の「無」でそれ以外は「有」である】ということ。

そして【「有」ということは幸せである】ということです。

具体的に説明すると2日目僕は、「空腹=お腹のなかに食べ物が無い、喉の渇き=体に水分が無い」と不足に対して飢えを感じていましたが、それを超えるとまだ体はあるし、空腹を感じる感覚も、死ぬのが怖いと考える思考も「有る」ということです。

反対に、その感覚と思考がなくなったときには本当に「無」になると感じました。それは現時点の僕にとって死ぬことを意味します。感覚も思考も無い状態をイメージすることはできません。あまりにも悲しくて耐えられる気がしません。

しかし、それ以外のことは「有」だと感じ、幸せだと感じます。どちらかというと、幸せだと感じるようになると言った方が正しいと思います。

なぜならあれだけ苦しかった4日間も、今振り返るとかけがえのない4日間で、本当にこの経験が有ってよかったと感じます。あれだけ食べ物、飲み物が「無い」ことに対して、苦しく絶望していたのに数年経ったらその絶望と苦しみが美談として記事になる。不思議なもので瞬間的に「無」だと思っていても、思考と感覚さえあれば長い目で見れば「有」であることばかりで、何かを残してくれています。

僕の経験が極端とはいえ、あなたも同じ経験があると思います。学業で良い成績が無かった、部活でいい結果が無かった。就活に寄せると学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)が無い、内定先が無い等あると思います。もちろんそれらを「大したことない、大丈夫!」と全員に対して無責任に言い放つ気は全くありませんが、今この記事を読んでいるあなたなら大丈夫です。

なぜならあなたは前に進もうとして、行動した結果この記事にたどり着いているからです。何も「無い」ことに絶望して打ちのめされた時期があっても、就活に向き合おうとして記事を見ているかも知れませんし、選考にエントリーして面接官に記事を紹介された可能性もあります。いずれにせよ、あなたのなかには未来について考え、行動するだけのエネルギーが確かに「有り」ます。

たとえ、就活がうまくいかなったとしてもその悲しみや苦しみは必ず残りますし、その経験を踏まえた次のステップは必ず他の誰とも違うあなたらしいものになると思います。

他人と比べた時間や焦った時間も、少しうまくいって調子に乗ってサボってしまった時間も、全てが必要で、あなたがいつか幸せになるために「有る」瞬間だと思います。

要は段階ごとに何かを失い、何も得られていないと思った時間ですら、あなたの感覚と思考が有るかぎり「あなた」という存在は不変であり、前に進む限り過去のあなたは「価値有る何か」に変わります。

だからこそ、今あなたができる意思決定と行動を可能な限り受け入れてください。肯定をする必要は必ずしもないですが、「まぁこれも自分か」と思ってあげてください。大事なのは「無理せずに幸せでいればいい」ということ、あなたらしい思考と感覚を未来へのエネルギーに変えてください。

ホープレス就活生

僕は2年前ホームレスでした。仕事も勉強もせず、社会のために何もできていないし、他人の期待に応えることもできていませんでした。むしろ臭くて、見窄らしい姿。見下されて当然の状態でした。しかし、僕は自らそうなることを選び、得た結果が必ずしも望ましいものではなくても、自身の決定と全力の行動を受け入れました。結果、多くの学びを今の自分に残すことができています。

日本人として就活生として生きると、他人と比較し「〜の方がいい、もっと〜すべき」という意見に押しつぶされそうになるときがあると思います。あれだけ頑張ったのに、もう嫌だと絶望し、泣きたくなるときもあると思います。最終的に就活をしないという判断をして、違う進路を選ぶ可能性もあります。しかし僕はどの選択肢を選んでも関係ないと思っています。幸せになるか決めるのは押しつぶされるか否か、就活するか否かでなく、自分の決断と行動、そしてうまれた結果を受け入れて前に進めるかどうかだからです。

だからこそ、今本当にしんどくて就活に向き合えないあなたであろうと、これから頑張ろうと一歩踏み出したあなたであっても、僕は応援しています。

Hajimariに決断した理由

僕の内定先は、自分の決断と行動、そこからうまれた結果を受け入れて前に進むことができる人で溢れている組織です!かつ他人の決断と行動、うまれた結果に対しても受け入れることができる人たちです。

それは「あの人が〜だから、私は関係ない」ではなく、「意志決定が本人のためになっているのだろうか」に全力で向き合うことができるということです。そしてうまれた結果に対しても本人のために向き合う。だからこそ、この組織にいて、全力で意思決定をすれば、僕も組織の人も幸せにできると確信できました。

今はまだ未熟ですが、様々なことに向き合い続けることで社会にとって価値の有る人間になれるように頑張っていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。「よし、自分らしく頑張ろう」と思っていただけたら僕も自分らしく頑張れます。またどこかでお会いできることを楽しみにしています!

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