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野球・スポーツビジネスに興味があるなら、まずは手を動かしてみることが大事〜メディアインターンに聞いてみた

メディア運用&コンテンツ制作で活躍した粂井さん

サンフランシスコ短大在学中、日本に帰国して過ごす夏季休暇を利用して、2016年6月から2カ月間メディアインターンとして活躍した粂井さん。

今回は、2ヶ月間で担った業務中に考えたこと、学んだことを振り返ってもらいました。

  • 野球特化型メディアの運用
  • オリジナルコンテンツ(記事・動画)の制作

株式会社ギガスリートは、草野球リーグG-LEAGUEを運営しています。

より多くの人に草野球リーグに参加してもらうにはどうしたらいいか。そこが野球メディアを創設するきっかけでした。

草野球は、休眠層プレー ヤー(昔はプレーしていたが、現在は草野球の活動が止まってしまっている層)が多いスポーツ。休眠層に、野球の情報にもっと触れてもらい、「野球を見たいな」「野球をやりたいな」と思ってもらいたい。今すでに野球をしているプレーヤーには、もっと野球をしたいと思ってもらいたい。野球情報の発信が、そのきっかけ作りとなることを目指しています。

広く情報収集をし、見る側が面白いと思う情報を仕入れる

粂井:野球メディアの運用時に心がけていることは、2つあります。一つは、自分が面白いと思うこと・好きなことを発信するのではなく、見る側が面白いと思うものを発信することです。

野球メディアを運用する前は、ホークスファンということもあり、ホークス中心に情報収集をしていました。ですが、ユーザーに面白いと思ってもらえるようなコンテンツの発信には、偏った狭い知識だけではいけません。

メディア運用を始めてからは、ホークス・プロ野球だけではなく、メジャー・高校野球・大学野球・アマチュア野球まで、広い分野、多くのところから情報収集をしています。

改善のサイクルを回し、最適な届け方を探し続ける

一つ「面白い」と思える情報を見つけたとしても、さらにそれに関する詳しい情報はないか、というのも調べるようになりました。

もう一つは、情報の一番届きやすい表現を常に考えるということです。同じ投稿一つとっても、言葉の言い回し一つ、サムネイル(投稿と一緒に表示される写真)一つで全く反応が変わります。

投稿に対する反応の数字を見ながら、「今の投稿はどうだったのか」の分析をしています。投稿の数だけ、いわば「実験」。その情報が一番よく伝わる文章の表現やサムネイルを考えて、実際に投稿してみる。

実際に投稿してみて、思い通りにいった部分、行かなかった部分、それはなぜなのかを分析する。その気づきや学びを、次の投稿に活かしていく。1日に何十回もこういったサイクルをまわすことができます。

実験を繰り返す中で、自分自身「これは面白い!」「たくさんの人に知ってほしい」と思った情報に対して、多くのいいねやシェア、コメントが寄せられ、ユーザーに話題の提供ができたなと感じた時、とても気持ちいいです。

日を重ねるにつれて、野球人のツボ、ヒットのコツが少しずつ掴めてきたと感じた時、成長を実感しました。

元々、FacebookページやSNSのあり方について、詳しい方ではなかったのですが、実際にページ一つ任されて運用していったことで、その仕組みを体験を通じて学ぶことができました。

Facebookページ運用の他にも、オリジナルコンテンツも制作しました。

具体的には、「野球のあるある」動画の素材集めや字幕挿入です。動画の編集は全くの未経験でしたが、やり方や綺麗に見せるコツを教えてもらいながら、チャレンジしました。文字の大きさや色、表示するタ



初めてやった時と、教わりながら何本も動画の編集を経験した後では、出来が見違えるほど違いました。新しいことにチャレンジすると、自分の成長が明確に見て取れるので、こちらも楽しかったです。

こうして初めて動画制作にチャレンジさせてもらったのですが、素材選びや字幕入れなどやった成果物が、チェックはしてもらっているとはいえ、そのまま公開され、より責任感「自分がやらなきゃ」いけなんだなという考えが身にしました。

自分の業務一つで会社を動かしている

以前は「インターン」というと「手伝い」というイメージもあったのですが、今回のギガスリートでのインターンで変わりました。また、目標の数字を社員さんと決め、数値の管理も含めて業務が任されるので、当事者意識を持って仕事に取り組めました。自分の業務1つで会社を動かしているというのも、実感できました。

Facebook運用者として、発信者側に回ることで、世の中の人の行動を考えるようになりました。一つの情報をみるにしても、「メディア側の伝え方の意図、ユーザーの捉え方や抱く感情は?」という視点が生まれ、より一つの事象に対して、広い視野で考えられるようになりました。

どういう人がインターンに向いているか

とにかく、野球好きですね。

この2ヶ月間、いろいろな野球情報に対して、アンテナを立てて、調べて、発信してという日々でした。とにかく野球漬けの日々で楽しかったです。好きな野球を通じて、マーケティングに関する学びを得られますからね。普通に勉強するよりも、知識やノウハウの理解や吸収が早かった気がします。

面白い!と思った野球の情報を、いかにたくさんの人に伝えるか

あとは、自分が発信した情報の反応を見るのが好きな人がいいかもしれません。

具体的にいうと、FacebookやInstagramで投稿したあと、いいねの数をこまめに見てしまうような人(笑)。僕は個人のSNSはそこまで反応が気になる派ではないのですが、今回のインターンで、自分が「これは面白い」と思った野球の情報を投稿した時は、こまめにいいね数をチェックしてしまいましたね。「おっしゃ、やっぱり持った通り伸びてる!」(一人でガッツポーズ)みたいな(笑) 。

実際に手を動かして、スポーツビジネスを体験する

インターンを始めた当初は漠然とスポーツビジネスに興味があるという程度で、まずはどういうものなのかを実際に活動することを通じて感じてみたいという目的で始めました。その目的を十分に達成できた上、メディアの運用やコンテンツ制作という経験を通じて、いろんな知識をインプットすることができました。

あとは、「これやりたいです」と自分から言ってみたり、「これやってみない?」と言ってもらえる風土があるので、新しいことに興味を持って取り組める人にとっては、この上ないインターンじゃないかと思います。今回のインターンで実際に動いてみることで、自分の興味を探ったり、自分に足りないことを見つけることができました。

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