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「働き方・休み方改革 企業健康睡眠セミナー」開催

こんにちは!

Candee人事採用担当の朴です。

本日は7月 23日にCandeeオフィスの5Fで開いた「働き方・休み方改革 企業健康睡眠セミナー」についてお伝えいたします!

今回のセミナーはライズTOKYO株式会社様のご協力により開催され、会場で製品をタッチアンドトライすることもできました(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!

まず、こちらのセミナーから始まりました。

【講師プロフィール】
★脳神経科学者
★早稲田大学 枝川 義邦 教授

※以下、セミナー内容から抜粋

「24時間をデザインする」
働き方や休み方を良くするためには、ストレスがたまらない脳を作る事が大事で、そのためには24時間をデザインすることがとても重要。

・朝起きた瞬間から夜の睡眠の質が決まる
先ずは朝起きたら、曇りの日でも窓の近くにいるべきである。そうすると脳の中で眠気を催すホルモンが下がって目が覚めてくる。また、眠気ホルモンは一度下がったら10~16時間後にはまた出始める。つまり自然に1日の中で睡眠リズムを調整してくれる。

・日中の生活も睡眠に影響してくる
食べ物によっても睡眠リズムは変わってきて、動物性のタンパク質に含まれているトリプトファンというアミノ酸は、眠気ホルモン(メラトニン)の材料になるので睡眠をサポートする。
逆に、カフェインは寝付きを悪くして寝る時間を短くするし、その影響が6時間くらい残るため、夕方以降は取らないようにしたほうが良い。
その他にも、勤務時間中になるべく体を動かすことで、「昼間の活動」と「夜の休息」というメリハリをつけるなど、朝起きてから次の朝起きるまでの1日のサイクルをうまくデザインして欲しい。

「自分自身をマネジメントしていく」
・健康管理(セルフメディケーション)
そもそも体調を崩す前に自ら管理していくべきで、体調によってちょっとした休みを挟むなど、「自分の健康は自分で責任を持つ」という意識を持つこと。

・仕事の効率化のためにも脳を休めることが大事
脳を休めることで集中力の向上・推進が進めば、ヒューマンエラーを防止・抑制できる。ちょっとしたミスなどを防止するのも、自分をマネジメントしていくことの一つ。
睡眠がとれず脳を休めないときは、アルコールを摂取したときと同じのような状態になり、仕事の効率が悪くなる。

・脳が働くのは起床してから12~13時間の間
脳がちゃんと働くのは、起きてから12~13時間がタイムリミットであり、15時間以上になると効率が下がってしまう。このタイムリミットを意識してスケジューリングしていくこと。

「脳科学的に仕事と休みの効率を向上させる方法」
・脳が苦手なことを考える
脳はデジタル機器に関するマルチタスク(デジタルマルチタスキング)ができない。
同時に色々な作業をしている時に、全てを処理できていると思うのは勘違いであり、実は脳の中でそれぞれの作業の切り替えを短時間でし続けているだけのこと。
そうすると脳の中でストレスホルモンが溜まってきて、新しい記憶を作る「海馬」と意思決定や価値判断に大事な「前頭前野」がうまく機能できなくなってしまう。

・ワーキングメモリを確保する
脳の中には決まった作業スペースがあり、その作業台を効率よく使わなければいけない。
悩み事を多く抱えているとスペースがどんどんなくなる。また、睡眠不足によってそもそもスペースが狭くなってしまうと、パフォーマンスの発揮ができなくなってしまう。

「睡眠の方程式」
睡眠不足の人はストレスも感じやすくなって、うつになる可能性が高まったり、感情の起伏が激しくなる。そうならないためにも睡眠の効果を上げていかなければ行けない。

・睡眠の効果=睡眠時間×睡眠の質
方程式のとおりに睡眠は「時間と質」両方に影響され、質に関しては眠ってから3時間が大事。


続いて、青野 麻紀子様より「睡眠の質」に関してもっと詳しい話を聞きました。

【講師プロフィール】
★睡眠改善インストラクター
★青野 麻紀子 様

「質の高い健康な睡眠とは?」
健康な睡眠は脳までしっかり休めることであり、脳を休める深い睡眠はノンレム睡眠に関わるもの。
もちろんノンレム睡眠(不要な記憶を消去)とレム睡眠(必要な記憶を固定)がセットになっているのが一番であり、時間も質も大事。ただ、長時間の睡眠がとれなくて「レム睡眠」が充分にとれていない場合も、「ノンレム睡眠」がしっかりとれていたら、質の高い睡眠がとれたということでまだ大丈夫。

「日本人の睡眠時間情報」
・「平均7時間22分」世界27ヶ国の内、日本は最下位
日本人の3人に1人が睡眠の問題を抱えていて、日本の睡眠不足は大きな問題である。最近は働き方改革が流行っていますが、休み方改革も意識して欲しい。
一日を元気に楽しく過ごすためにも睡眠は大事。体だけではなく脳までしっかり休める質の高い良い睡眠をとると、日常で脳がしっかりと正常の働きができるようになる。

・子供の睡眠不足問題
今の親世代の睡眠サイクルが遅くなるとともに、子供たちの睡眠不足も問題になっている。

睡眠不足は色々な悪影響を及ぼす。
:情緒不安定
:キレやすくなる
:我慢できなくなる
:集団行動が取れなくなる
:依存的になる
:指示待ち傾向が強くなる など

上記のような悪影響を防ぐためにも、子供の頃から眠る教育が必要。
決まった時間になったら一人でも寝ましょう、メラトニンが出るように暗くして寝ましょう、朝元気に起きましょうなど、普通のことを教えてあげるべき。

「質の高い睡眠をとるために伝えたい3つのこと」
・入眠ルーティン(入眠儀式)を持とう
眠る前はリラックスできることを考えたり、ストレッチをするなど、自分なりのルーティンを決めて行うと良い。

・睡眠環境を整える
眠る前までは部屋を低い温度で冷やして、寝るときは温度を上げて28~30℃を維持したり、蛍光灯のブルーライトはメラトニンを抑制してしまうので消してから寢るなど。体も脳も休める環境に気をつける。

・自分に合った寝具を選ぶ
より自分の体に合うものを選ぶべきで、寝返りに良いかどうかは一つの大事なポイント。
寝返りは寝やすい温度に体温を調整してくれたり、血流(リンパ)の流れを調整してくれるためとても大事で、高反発の寝具のほうが自然な寝姿勢を作ってくれて、スムーズな寝返りを促進してくれる。

ただ、高反発といっても色々な種類があり、それぞれ違うタイプの物を試して見てから自分の体に一番合うものを選んで欲しい。

今回のセミナーでは、睡眠に関するアンケートを通って自分の睡眠の健康状況を分析しアドバイスをもらうこともできました。

また、個別で質問できる時間があり、寝具と睡眠の関係性のアドバイスをもらうこともできました。

セミナー終了後、参加者の感想を聞いてみました!

今回の研修を受けて、脳が働く時間が12〜13時間ということを知り、もう一度自分の働き方について考えてみる事ができました。
クリエイティブの観点からいうと、「完成」というラインを引くのが難しく、ついつい時間を使ってしまいがちです。
とはいえ、悩み抜いた上に出てくる答えが正解ということも、経験上あるので、脳の働く時間をしっかり念頭に置いた上で、バランスをとっていこうと思っています。
睡眠をとらなかったときの集中力低下について、アルコールを取った状況に置き換えて説明してもらったとき、自分の働き方の効率を振り替えってみて反省しました。
また、マルチタスクできる人に憧れていましたが、人は誰しもワンタスクずつこなすことしかできないと知り、今までマルチタスクをフル回転で処理している、さすがだぜ!と思っていたのはあくまでも自分に酔っていただけだと気が付きました。
無理して色んなことをマルチタスクでこなすより、一個ずつ集中して終わらせてから、体も心も休める時間を作ろうと思いました。また試してみた高反発のマットレスがとても心地よくて、良い眠りの環境を作ってくれる寝具も大事だと思いました。
レム睡眠とノンレム睡眠に関しては何となく聞いたことはあったが、改めて説明を受けて、寝始めてはじめの3時間ぐらいがノンレム睡眠をとれる非常に大切な時間帯ということが分かり、面白かった。
また、寝不足が続くと、仕事の効率がお酒を飲んでいるのと変わらない状態になるという内容が非常に衝撃的で、睡眠が普段の生活にどれだけ大事なのかを実感できる内容だった。
世界と比べて日本の睡眠時間が少ないというのを知り、日本人は働きすぎ、効率が悪いというのを感じ、もっと効率的に仕事をするためにどうしたら良いかを改めて考えさせられるセミナーだった。
「睡眠不足の状態で仕事をすると、飲酒状態で仕事するのと同じ」ということは少し驚きでした。会社の業種柄、不規則になりがちなとこがあり、どうしても睡眠時間が短くなる日があったりします。
しかし、その分、質を向上させることで最適な睡眠時間をとったのと同じのような状態にもっていくことが出来ると知ることが出来たので、今後は少しずつ質を改善していくと共に、一生の時間の1/3を占める「睡眠」の大切さをもっと日頃から意識していきたいと思います。

今回のセミナーを通して、眠ることと脳を休めることを意識して、日々の健康管理や仕事の効率を上げられるように頑張りたいと思いました。

それでは、また次回のブログをお楽しみに!🌛★

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