クリエイティブの本質について
こんにちは、株式会社テントテンの西井です。
アメリカのミステリー作家ジョナサン・レサムはこう言いました。
「何か新しいものをオリジナルというやつは元ネタを知らないやつだけだ」
フランスの作家アンドレ・ジットはこう言いました。
「言うべき事は既に誰かが言っている。
だが聞いている人がいなかったばっかりにまた言い直すハメになるんだ」
パブロ・ピカソもこう言っています。
「芸術とは盗む事だ」
みなさまはクリエイティブな仕事とはどんな仕事だと思いますか?
私は尊敬しているクリティブディレクターの方に
「クリエイティブとはパクった元ネタを隠すことだ」と教えられました。
つまり何かを生み出そうとするときは既に世界中の誰かがもう作り出していると考えた方が自然です。
自分にしかできない事や自分にしか考えられない事などさほどないのですから。
だからといって新しいものを生み出そうとしない人間はそれまでです。
新しいビジネスやクリエイティブはそれでも革新を必要とした人間にしか現れませんし、
大切なのはそこで諦めるかどうかという問題です。
解決するには2つの条件が必要です。
1つは異分野から影響を受けるという事です。
先人がやっていることそのままではそれはクリエイティブとは言いにくい。
そこを異業種、異職種など少し変わった視点から引用し、自分なりのアレンジを加えるというエッセンスがあるとそれは全く違う見え方になります。
2つ目はいいものをとにかく記憶する事。
いいね!と思った事はとにかく記憶し、頭の引き出しから出せる状態にしておかないと、
いざ考えているときに出てこなければ意味をなさないのです。
今は検索で何でも探せる時代です。
あなたがやろうとしている事もきっと先人の誰かがやっている。そしてそれを暴く事も簡単な時代です。
だからこそ、パクった元ネタを隠す事がクリエイティブの最も大切な事です。