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常に変化する環境で、打席に立ち続けるために


====プロフィール==========================================
平岡 仁志

2004年、新卒で自動車内装部品会社に入社。主にトヨタ自動車に対する内装部品の営業・企画・生産準備・品質管理等に従事。
2007年、幅広く業務を経験する中で自身のキャリアの幅を拡げるため、日本GE Commercial Financeへ転職。中小企業を中心にリース・保険等の金融サービスのソリューション営業を担当。その後、リーマン・ショックの影響から、社会性・公共性・成長性の高い業界への転職を決意。
2009年、医療系ベンチャーの株式会社エス・エム・エスに転職。同年12月、エムスリー株式会社との合弁会社、エムスリーキャリア株式会社の立ち上げに参画し、医師転職支援のキャリアコンサルタントとして、紹介事業立ち上げに従事。オペレーション構築、複数の大手医療グループとの取引拡大、事業提携等で医師人材紹介事業の拡大に貢献。2015年9月、独立。グロービス経営大学院MBA。=======================================================

優秀さと打席に立てる回数は違う

━━幅広くキャリアを積まれていますが、なぜ01Boosterにジョインされたんですか?

きっかけは01Boosterへは誘われたことでした。
大学院のつながりで知っていたジョージさん(※01Booster共同創業者)とピッチコンテストで再会したことをきっかけに、スタートアップで医療コンサルをしていたので「手伝ってくれない?」と言われたことが始まりでした。当時、仲間たちと起業していたので、新規事業を一気通貫して経験し、取り組んでいた鈴木さんやジョージさんのもとで学びたいと思いましたし、医療業界に長くいたのでほかの分野にも挑戦してみたいなと思って関わるようになりました。

ジョインする前は医療人材系、更に以前は外資金融にいたのですが、リーマンショックにより自分の価値観が大きく代わりました。金融業界に能力がある人はたくさんいるけれども、マーケットが縮小していく中でリストラも激しく、やめる人も多い。優秀な人でもセカンドチャンスの打席は少なくなるから、自ずと思いっきりバットを振れる機会も無くなってしまう。どんなに優秀なプレイヤーでも打席にたって常に2ストライク状態じゃ駄目だ。業界をしっかりと選ばないとチャレンジする機会が無いんだ。そう感じましたね。

━━そんな考えをするなかで、事業創造について重要なポイントなどありますか?

スタートアップや新規事業を立ち上げるうえでは、特に”ユーザー課題の深掘りをちゃんとやっているか”ということかと思います。以前ベンチャーを立ち上げたときはソリューション先行でやってしまい、実際にお金を払っていただけるユーザーのニーズや課題感に合っていなくて、そのあとにサービスを改修するのが大変だった経験があって。
そもそも、そのビジネスやサービスに人がお金を払うのか?ということが一番肝だと思っていて、それは自分で立ち上げた経験からも、そしてアクセラレーターとして伴走する中で多くの事業を見てきたことからも感じています。顧客の声を聞くことから、まず始めないと絵に描いた餅になってしまいますからね。

学びから、実践へ

━━MBAの経験は業務に活きていますか?

活きているといえば活きていますが、限定的であるとも言えますね。

MBAが取り扱うのは、主に大きなスタートアップや変革が必要な大企業、もしくは事業再生のフェーズなどの領域です。アイディアの立ち上げから、ビジネスプランに落とし込むまでを学ぶクラスなどもあるものの、ビジネスプランで終わることも多く、実行フェーズまでいきません。そのためMBAでやることと、ゼロイチで最初の10万円を稼ぐまではかなり考え方が違っているのではないでしょうか。

MBAで学んだことでいえば、どの会社も理解していても必ずといっていいほど事業や組織の成長と共に直面するような課題があるということ。またそれに対して再現性を持った解決策を知ることができる。あくまでもビジネスにおけるハードシングスに対する模範解答を知る場であると思っています。

━━一方でどんな業務をされてらっしゃいますか?

現在は大企業主催のアクセラレーター、社内新規事業支援、地方の起業家育成プログラムなどを手がけています。
社内新規事業支援についても、応募者集めから書類・面談審査、ピッチ審査、伴走支援に幅広く取り組み、一つのプログラムを一年間近く動かしています。社内新規事業では特に社内で事業化しなければ意味がなくて、実現に向けて具体的な提案ができるように支援を行っています。

地方の起業家育成では、岡山、高知、宇都宮、九州全域などで展開しています。地域でのピッチコンテストの実施を通して、大手企業が運営するアクセラレータープログラムに応募いただく起業家と出会うことも多く、レイターの支援だけでなく、シード期、それ以前の取り組みまで幅広くみています。

領域や業界業種、大きさが違う企業の新規事業に触れ続ける。MBAで学んだ技だけでは、やはり産みの苦しみは乗り切れませんね。ここまで多数の新規事業に携わりましたが、こんなに事業立ち上げを隣で見れるのは01Boosterならではだなと。

安定と変化の狭間を往来する

━━ジョインして以降、特に01Boosterで印象に残ったことはありますか?

”安定”していることですかね。
リーマンショックやそれまでのキャリアで組織が20人から500人に拡大するときなど変化を求められたので昔のほうがきつかった時期はあったと思います。良くも悪くも今の状態はコンフォートゾーンと呼ぶべきかもしれません。
この会社の環境については01Boosterの経営陣も、組織が痛むほどの急激な成長や大きな変化を抑えてきた面はあるかもしれませんし、変化の振れ幅を小さくしてきたのではないでしょうか。しかし一方で事業面では大きな変化が頻繁に訪れます。やっていることも大企業のアクセラレーター、地域の起業家育成、今回は人材系の新規事業に取り組むなど、仕事の幅はかなり変わってきています。組織的な安定はありつつも、事業は常に変化をしている。変化し続けることが安定とはよく言ったものだなと思いますね。

━━常に変化があるとは?

01Boosterはメインのアクセラレータープログラムだけでなく、その周辺で必要なことを幅広く、選択肢を持っていく会社です。また、領域だけでなく顧客についてもスタートアップに向き合うこともあれば大企業と向き合うこと、もしくは地域を舞台にすることもあり、常に変化して仕事をしている印象です。

そういった環境の中では事業領域が新しくなるたびにキャッチアップをしっかりとしていかなければいけない。都市部のイケイケのスタートアップと向き合うときと地域のスモールビジネスを立ち上げようとしている人に向き合うときと、全く必要とされる支援は異なります。そんな事業のなかでとても多く学びと経験を得ることができています。

結局、相手が変わろうともその相手にとって最適な支援とは何か?を考え支援していく中で、相手にどのような貢献ができるのか、01Boosterや自分の価値を問われているのだと思います。

━━今後の展望や成し遂げたいことを教えてください

個人的には、計画的に生きていけるほど環境が落ち着いていないということ、そして分野を問わず、人から相談されたことはなるべく受けるようにしているので、特に考えていないかもしれません。笑

人から依頼されること・相談されることに対して、自分はこれしかしないと領域を決め切ってしまうといろんなものを受け付けなくなってしまって、逆につまらなくなる。だから依頼や相談を受けたということは自分が得意・価値を出せると相手が思っているからこそだと思います。軸を決めすきらずに、相談を受けたり、話を受けたらとりあえずやっておく。ともかく未知な出来事でも打席に立つ、それを今後も心がけていきます。

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